【番外編】今後の方針及び訪問予定
このご時世で旅行できない日々が続いていますね。もともと2、3ヶ月に一回は歴史旅をして、1年で1時代巡ろうと考えていましたが、現実的ではなくなっています。
それでも、歴史旅自体は、安全に配慮しつつ、軌道修正のうえ可能な範囲でやって行こうと思います!
今後の方針としては、2シリーズに分けてブログを書いていきたいと思います。
一つは、【時代旅シリーズ】。
これは、今までの方針である、日本史を弥生時代から1時代ずつ辿っていく旅です。ただし、旅行は今後コロナの状況に左右される事から、1年1時代のペース縛りは諦めます。
その代わり、予め1時代を語る上で行きたい場所を決めておいて、可能な範囲でゆっくりと巡っていく方針にします。
後ほど、今後の訪問候補地を紹介します。
二つ目は、【商人旅シリーズ】。
決して商人になって地方巡業するわけではなく(笑)、日本各地の商人の歴史を探索するシリーズです。
こちらもコロナの状況を考慮して、計画的には行わず、たまたま訪れた土地に根付く商人文化を探検していきます。
私の大学時代の卒業論文が近江商人についてのものだったので、近江商人との関わりについても発見できるとより面白いと思います。
そんなわけで、これからはゆっくりと無理のない範囲でやって行こうと思います。
さて、それでは、【時代旅シリーズ】で、今後行きたい弥生時代の遺跡を、予習を兼ねて挙げていきたいと思います!
①〜④は必ず行きたいと思うのですが、 ⑤⑥は無理せずに、機会があればという感じです。
候補地①大阪府
弥生時代の中期を中心に栄えた集落。複数の集落が合併して巨大化したと考えられている。
また、日本で唯一の弥生時代に特化した博物館があり、弥生時代の学習に非常に良い場所になりそう。
http://www.kanku-city.or.jp/yayoi/
候補地② 神奈川県
・大塚・歳勝土遺跡(横浜市歴史博物館)
竪穴式住居や方形周溝墓を復元整備した公園。
横浜市歴史博物館が併設してあり、弥生時代はもちろん、原始時代〜現代までの横浜の歴史の展示が、非常に充実しているとのこと。
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp
候補地③ 福岡県
・須玖岡本遺跡
中国の漢王朝から、「漢委奴国王」の金印が授けられるほど強力だった、奴国の中心地とされる遺跡。
奴国の丘歴史資料館では、青銅器の製造現場が再現されているとのこと。
https://www.city.kasuga.fukuoka.jp/miryoku/history/historymuseum/1002286/1002288/1002293.html
・板付遺跡
現在見つかっている、稲作の痕跡を持つものとしては最古の遺跡。
稲作だけではなく畜産や環壕、墓や服装品が見つかっている。また、日本最古の戦死者の遺骨も発見されており、いち早く大陸の文化やテクノロジーが入ってきて弥生時代の特徴(稲作や戦の発生のこと)を生み出した事が裏付けられる。
http://itazuke-iseki.kmtk4.net/index.html
候補地④ 奈良県
・纏向遺跡
大規模な建造物跡や、農業ではなく建築に特化した町設計、紅花の花粉や、九州〜関東の広範囲の地域から持ち込まれた土器の発見、周辺の古墳群の規模から、邪馬台国の発祥の候補地の一つとなっている場所。
https://www.city.sakurai.lg.jp/sosiki/kyouikuiinkaijimukyoku/makimuku/index.html
候補地⑤ 山口県
・土井ヶ浜遺跡
弥生人の人骨が見つかった場所(300体も!)
砂丘に死者を埋葬した結果と思われる。その発掘現場のレプリカは相当な迫力とのこと。
・青谷上寺地遺跡
稲作だけでなく漁業や海を介しての港湾交易も盛んだったとのこと。
湿地帯のため、保存状態の良い状態で数々の木製品や化石が発見されている。弥生人の脳の化石や殺傷人骨などを含め他にはない特徴的な出土品を誇る遺跡。
https://www.pref.tottori.lg.jp/aoyakamijichi/
竪穴式住居約450棟、掘立柱式住居510棟、墳丘墓39基が170ヘクタールの中で見つかっている。
広さで言えば吉野ヶ里遺跡の3倍、竪穴式住居の件数もほぼ同数と、圧倒的スケールを誇る。
この遺跡内を電動自転車を借りて廻る事ができる。資料館や体験コーナーもあり。
http://www.yonago-navi.jp/yonago/yodoe/sightseeing/mukibanda-remains/
・荒神谷遺跡
銅剣の発見数は日本最多。また銅鐸や銅矛も数多く発見されている。
銅鐸は近畿、銅矛は九州と思われている中で、両方のまとまった数が発見される事は他ではない珍しい遺跡となっている。「古代出雲王国」との関連も噂される興味深い遺跡。